門扉はDIYで設置できる? 手順や注意点をわかりやすく解説

2024-04-02

門扉はDIYで設置することも可能です。

DIYで門扉を設置すれば、専門業者に依頼するよりも費用を抑えられます。
また、門扉の種類によっては手軽に設置や撤去ができる点もDIYの魅力です。
しかし、門扉を正しい手順ややり方を理解しないままDIYで設置すると、必要なときに機能を発揮しないリスクも考えられます。

そこで、本記事では門扉をDIYで設置する手順や方法についてわかりやすく解説し、初心者の方も取り組みやすいおすすめ製品もご紹介します。ぜひ参考にしてください。

1.門扉をDIYで設置する方法

簡易的なものであれば、DIYで門扉を設置できます。
この章では、DIYでの門扉設置の流れをご紹介します。

1-1. STEP1:門扉設置の目的とイメージを明確にする

DIYでの門扉設置を成功させるには、まずどのような門扉を設置したいのかを具体的にイメージします。

その際、どのような素材を使うのかとともに色や開閉の方法、設置箇所などを決めましょう。

1-2. STEP2:DIYに必要な道具と部材を揃える

門扉をDIYするためには、道具と部材が必要です。


1-2-1. 工具(道具)

門扉のDIYに必要な工具は以下のとおりです。


工具名 用途
メジャー 正確に寸法を測定する
電動ドライバー ネジ穴を開ける、各種金具を固定するネジを締める
ドリル 穴を開けるため、門扉を固定するためのネジ穴を開ける
ドリルビット ドリルに装着し、材質に合わせたサイズと種類を選ぶ
水平器(水準器) 門扉が水平に設置されているかを確認する
レンチ・スパナ ボルトやナットを締める
マーカー 設置位置をマークする
ショベル(スコップ) 支柱を埋める穴を掘る
タンパー 穴を掘った後、土を固める
コンクリートミックス 柱を固定する(必要な場合)
バケツ
(ミキシングトレイ)
コンクリートを混ぜる
ハンマー 釘を打ち込む際などに使用
ネジ類 門扉と柱を固定する
ネジ回し
(スクリュードライバー)
ネジを締める
つるはし 地面が硬い場合に使用
作業用の手袋 手を保護する
保護メガネ 目を保護する

庭の環境などにより必要な工具は異なります。
門扉によっては専用の部品やキットが必要なこともあるため、事前に確認することをおすすめします。


1-2-2. 部材を決める

門扉のDIYをする際には、部材によって門扉の特徴や設置の難易度が大きく変わります。
また、同じ木材でも扉の部分に既製品のラティスやすのこを使用することで、手間や費用を削減できます。

部材ごとの特徴を把握して、目的に合った部材を選びましょう。

1-3. STEP3:必要な道具や資材を購入する

門扉の部材は、さまざまな店舗で販売されています。

購入先ごとの特徴は、以下のとおりです。

購入先 特徴
ホームセンター 多くのホームセンターには門扉や関連部材が販売されています。
実際に商品を見ながら選べるため、サイズや材質を確認できる点がメリットです。
エクステリアショップ 門扉などを取り扱うエクステリアショップでは、専門的なアドバイスを受けられます。
特殊なサイズやデザイン、部材など、カスタムオーダーが必要な場合にはとくにおすすめです。
リサイクルショップ 今は手に入らないデザインなど、希望する門扉の部材が見つかる可能性があります。
コストを抑えたい、特定のデザインの古材を探しているときに適しています。
メーカーの直販 メーカーより直販で購入が可能か問い合わせてみましょう。
公式サイトでは、部材の詳細や取り付け方法に関する情報を得られることもあります。

また、ホームセンター・エクステリアショップ・リサイクルショップなどは、オンラインでのECサイトを運営していることもあります。

オンラインショップでは、安く手軽に商品を購入できる一方で、購入して商品が届くまで現物を確認できない点がデメリットとなることがあります。

1-4. STEP4:日程を調整する

DIYで門扉を設置する際には、悪天候で作業できない日や、コンクリートの硬化や部材の調達に必要な日数などを考慮し、余裕を持たせたスケジュールを組みましょう。

ご予定などを考慮してムリのないスケジュールを組むことで、急な日程の変更にもスムーズに対応できます。

特にDIYに不慣れな方は、余裕を持ってスケジューリングしましょう。

2.門扉をDIYで設置する具体的な手順

この章では、門扉をDIYで設置する際の一般的な手順について解説します。

2-1.部材と設置場所の採寸

門扉を設置する場所と、門扉のサイズの採寸をします。

「すき間が空いて見栄えが悪くなってしまった」
「サイズが大きすぎて設置できなかった」

など、数cmの違いが大きな失敗につながることもあるため、正確にサイズを測りましょう。

2-2.門扉の支柱を固定する

はじめに門扉を設置する位置を決め、開閉する際に障害物がないか確認しましょう。
その後支柱の位置に、支柱の直径よりも幅が広めで、ある程度の深さの穴を掘り支柱を埋め込みます。

2-2-1. コンクリートの地面に設置する場合

ここでは、土台金具を使って支柱を固定する方法をご紹介します。

①支柱を設置する位置にマーキングし、電動ドリルなどで穴を開ける
②穴の中の破片などを取り除き、金具の部品を打ち込む、あるいはネジを締める
③水平器(水準器)で垂直になっていることを確認し、ぐらつかないように支柱を固定する

2-2-2. 土の地面に設置する場合

ここではコンクリートブロックを利用して門扉の支柱を固定する方法をご紹介します。
使用するブロックのサイズは、地面の硬さや門扉のサイズなどによって変えてください。

①支柱を立てる位置を決め、マーキングする
②シャベルなどで穴を掘り、ブロックを置いてブロックの穴に支柱を入れ、立てた支柱が垂直なのか水平器(水準器)で確認する
③ブロックの穴にモルタル(またはコンクリート)を流し込んで固定する
④モルタルが固まるまで待つ

2-3.支柱と門扉本体に部品を取り付ける

支柱が固まったら、支柱へ部品を取り付けます。

キットを使用する際には、説明書に沿ってネジ止めや組み立てなどを進めてください。
部品の取り付けがずれていると扉が付かなくなったり、開閉に問題が生じたりすることがあるため、慎重かつ丁寧に作業しなければなりません。

2-4.門扉本体と支柱を組み立てる

門扉と支柱を組み立てる際には、戸が正しく開閉するか、水平器(水準器)を使って、水平と垂直を確認します。
必要に応じ、ヒンジの位置の調整やカギの取り付けなどもおこなってください。

門扉の組み立ては正確さが求められる作業であるため、正確性を重視しましょう。

3.DIYで設置する門扉部材の種類と費用の目安

門扉をDIYで設置する場合、どれくらいの費用が必要なのでしょうか。
ここでは、DIYで設置できる門扉の種類や特徴とともに、費用の目安について解説します。

3-1.部材の購入費用

DIYで設置が可能な門扉の部材は、門扉の種類によって異なります。


3-1-1. 木製の門扉

一般的な木製の門扉の費用は、数千円~数万円程度です。
ただし、高級感のある重厚な木製素材は数十万円以上する高額なものもあるため、一概にはいえません。

木製の門扉の特徴は、自然な雰囲気と温かみです。
加工しやすいため、比較的DIY初心者でも扱いやすい素材ですが、雨や温度によって劣化しやすい点に注意する必要があります。

3-1-2. すのこ門扉

すのこは厳密にいえば木材の一種ですが、安く手軽に門扉をDIYできる素材として人気があります。
安いものでは、2,000円程度のものも存在します。

軽くて、加工もしやすいため、すのこはDIY向けの製品です。

ただし、すのこをそのまま屋外で使用すると雨などの水気や湿度により腐るため、防腐塗料を塗るなどの対策を取らなくてはなりません。

3-1-3. アルミ門扉

一般的なアルミ門扉の部材の費用相場は4~5万円ほどです。
ただし、種類によっては、数十万円するものなど高価なものも販売されており、価格の幅が広い特徴があります。

アルミは軽く、長期利用もしやすいため、コストを抑えながらも長く使用したい方におすすめです。

ただし、衝撃に対してはあまり強くない点がデメリットであるといえます。

4.DIY初心者でも門扉の工事はできる?

簡単なDIYであれば、初心者でも門扉の工事が可能です。

ただし、組み立て自体はできたとしても、見栄えがよくなかったり、強度が不十分だったりすることがあるため、もしもしっかりした門扉を設置したい場合には慎重に検討する必要があります。

この章では、DIY初心者の門扉の工事についてのポイントを解説します。

4-1.部材からのDIYは初心者には難易度が高い

門扉のDIYは、初心者にとっては簡単なものではありません。

使用する部材の種類自体は少なく、作業自体もシンプルですが、幅や高さがあり、しっかりと取り付けないと安定しないため、正確な作業が求められます。
手先が不器用な方が作業をしたり、綿密な計測を怠ったりすると、機能が不十分になってしまうこともあります。

一般的な門扉のDIYは、難しいものであることを把握しておきましょう。

4-2.門扉の選び方次第では初心者でも作れる

部材から門扉のDIYをするのは大変ですが、門扉の選び方次第では初心者でも門扉を作れます。

例えば、扉や柱などがあらかじめカットされており、簡単なネジ止めなどの作業だけで取り付けできる門扉であれば、手先の器用な方でなくても手軽に作業できます。

簡易的な門扉は、エクステリア用品の専門店やECサイトなどで購入可能です。

5.DIY初心者にはGATE FACTORYの門扉がおすすめ

GATE FACTORYでは、手軽に設置できる簡易門扉を販売しています。
DIYが得意な方以外も設置が可能な製品ですので、設置の難易度を心配されている方は、ぜひ参考にしてください。

5-1.簡易門扉

簡易門扉で出入口
簡易門扉のヒンジ

GATE FACTORYの 簡易門扉 は、簡単なネジ止めやドリル作業のみで設置でき、また柱も1本立てるだけでよいため作業工程を簡素化でき簡単に設置できることが特徴的な商品です。

素材はメンテナンスの手間が少なく頑丈なアルミ製です。
簡易門扉はボーダーのデザインのため、設置することで道路側からの視界を適度に遮り、防犯性を高められます。

一般的な衝撃には耐えられる設計になっており、後付けでセキュリティや防犯対策をしたい方におすすめの製品です。

価格は49,800円。
DIYで設置すれば設置費用がかからないため、門扉としてはリーズナブルです。

設置作業に工具を必要とはするものの、簡易門扉を購入する方は、無料で工具を貸し出ししています。

工具の無料レンタルは「《オプション》工具の無料レンタル 」をご覧ください。
また、貸し出し工具の使い方については、「カーポールの動画【レンタル工具使い方編】 」でご紹介しています。

5-2.コーナーガード

角地の侵入対策にコーナーガード
横幅広なフレームデザインのコーナーガードワイド

コーナーガード は、侵入防止に役立つ防犯グッズです。
家の敷地と道路の境に設置することで、道路と私有地の境目を明確化できます。
簡易門扉と並んで設置して、門扉の幅の不足を解消することもできます。

価格は以下のとおりです。

・コーナーガード(幅50cm):18,700円~
・コーナーガードワイド(幅100cm):22,600円~

コーナーガードに関しても、初心者の方も手軽に設置できます。

5-3.スクエアポール

枕木風アルミ格子でアクセント
スクエアポールで目隠し

スクエアポール は、断面が四角形の柱を使った、今街でよく見かける縦格子基調のデザイン性を重視した商品になります。

程よい間隔の縦ラインがスタイリッシュに見えるため、セキュリティを高めると同時に、庭のアクセントにも効果的です。
価格は、29,810円。

設置もとても手軽です。

6.門扉をDIYで設置する際の注意点

門扉は取り付け方を誤ると、思わぬ事故につながる可能性があります。
DIYで設置する際に、安心して使い続けるために注意すべき点について解説します。

6-1.安全に配慮する

門扉は倒れてしまうことがないように、確実に設置しなくてはなりません。

取り付ける際には、支柱のぐらつきはないか、門扉と支柱がきちんと固定できているか、開閉に問題がないかを確認しましょう。
また、設置時にはケガを防ぐために保護具を使用し、作業は慎重に行うなど、自身の安全にも気を配りましょう。

6-2.定期的にメンテナンスする

門扉をDIYで設置する場合、大切なのは定期的な点検です。

できれば1か月に1回程度、門扉全体の動きを確認し、部品などにサビがないかチェックしましょう。
木製の門扉では、腐食がないか、シロアリなどの虫害がないかの確認も必要です。
そのほか、冬は凍結、夏場は腐食対策を心がけましょう。

部材が傷んでいる場合は、速やかに修理または交換します。
定期的にメンテナンスすることにより、門扉の寿命を延ばし、安全性を保てます。

7.まとめ

門扉はDIYで設置することで、工事費を安く抑えることができます。

ただし、門扉をDIYする際に気にとめておかなくてはならないのは、安全性が保たれているか否かです。
また、中・長期的に頑丈さを保てるか否かも気にとめておく必要があります。

せっかく門扉を設置しても、安全性が低いのでは意味がありません。

初心者の方でも無理なく設置ができて、費用も抑えられる門扉としておすすめの製品がGATE FACTORYの簡易門扉です。
公式ホームページ にて購入可能なので、興味のある方はぜひお問い合わせください。

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