道路への飛び出しに柵を設置|押さえるべきポイント・種類・費用を解説

2024-04-22

「子どもが庭で遊んでいるときに、道路へ飛び出してしまわないか心配」

「飛び出し防止に役立つ柵についての情報が知りたい」

庭と道路との間に柵やフェンスのない戸建てにお住まいの方から、上記のような不安の声を聞いたり、質問をいただいたりすることがあります。

結論からいえば、サイズや重量の適切な柵を設置すれば、子どもの道路への飛び出しによる事故のリスクを大きく軽減することが可能です。

本記事では、庭の簡易門扉やカーポールの専門販売店であるGATE FACTORYが、飛び出し防止に役立つ庭の柵について解説します。

1.庭からの子どもの飛び出し防止に柵の設置が効果的

特に道路に面した一戸建ての場合は、子どもの飛び出し事故対策を考える必要があります。

特に未就学児や小学生低学年の低年齢の子どもは突発的な行動を取る傾向があります。
警視庁によると、子どもの交通人身事故は自宅から500m以内の場所で多発しているということです。

子どもは、親が1秒目を離すだけでも突然飛び出すことが考えられるため、ご自宅の庭に十分な安全対策を取りましょう。

具体的には、柵の設置が効果的です。
簡単に外に飛び出せないように柵を設置するだけで、子どもが勝手に飛び出すリスクが大きく下がります。
庭でボール遊びをする場合などは特に、ボールを追いかけて道路に飛び出すケースを、柵の存在のおかげで防げるでしょう。

事故は起こってからでは対策の施しようがないため、不安を感じたときに対策を検討しましょう。

参考:警視庁 なくそう子どもの交通事故

2.飛び出し防止用の柵を選ぶ際に押さえるべきポイント

子どもやペットの安全を確保するために、庭や駐車場に飛び出し防止用の柵は有効です。

しかし、柵を選ぶ際にはいくつかのポイントを押さえる必要があります。

まずは、どのような柵を選ぶべきか4つポイントをご紹介します。

2-1.設置・取り付けの可否

柵を取り付ける際には、通常は専門業者による工事もしくはDIYが必要なのですが、場合によっては設置できないことがあります。

設置できない場合の原因として考えられるのは以下のケースです。

  • 設置のために地面に穴を開けたり、固定用の金具を差し込んだりする場所がない
  • 設置場所が水平でないため、安全に設置できない

設置条件は柵によって異なるため、もし設置できない場合は条件に合致する柵を探す必要があります。

2-2.建築基準法や条例

建築基準法や地方自治体の条例には、柵の高さや設置場所に関する規制があります。

例えば、建築基準法では、安全性のためにブロック塀の高さを2.2m以下と規定しています。
柵や目隠しフェンスについては明記されていないものの、基本的には2.2m以下の基準を守るべきでしょう。

さらに道路斜線制限や地域ごとの条例など守らなくてはならない法律や条例があるため、設置しても問題ないか否かを十分に確認のうえ、設置しましょう。

2-3.高さ・幅

子どもの安全を守るには、高さと幅にも十分に注意しましょう。
外に簡単に飛び出せてしまっては意味がないため、またいで道路側に移動できないことと、スキマから出入りできないことが重要な条件です。

子どもの場合は、成長の早さも踏まえて、十分な高さのあるものを選びましょう。
ただし、高さがあると倒れたときの事故のリスクも大きくなるため、同時に安定性についても十分に配慮する必要があります。

2-4.予算

柵を購入する際には、予算内に抑えることも重要です。

柵は、サイズが大きくなるほど高額になる傾向があります。
また、外構業者に工事を依頼する際には、柵本体の費用に加えて工事費用もかかります。

コンクリートに穴を開けたり、既設の柵を外したりする場合には別途追加費用がかかることもあるため、総額を確認しましょう。

DIYの場合は、基本的には部材の費用のみですが、場合によっては別途工具が必要になることもあります。

また、前提条件として予算はあくまでも飛び出し防止の目的を満たしたうえで検討しなくてはなりません。
予算内に抑えることを重視して安全性を犠牲にすると全く意味がないため、目的を見失わないように注意しましょう。

3.飛び出し防止用柵の素材の種類

飛び出し防止用柵は素材の種類によって、機能やデザイン性が大きく異なります。

この章では、素材ごとの特徴を解説します。

ニーズにあった選択ができるよう、ぜひ参考にしてください。

3-1.スチール製

金属製の柵として代表的なのがスチールです。

スチール製の柵は強度と耐久性に優れており、子どもが庭から飛び出そうとしても簡単に倒れたり開いたりすることはないでしょう。

デザインに関しては、製品ごとにさまざまなバリエーションがあります。
逆にいえば選択肢の幅が広いため、住宅のテイストに合った柵を選ぶことが可能です。

子どもの飛び出し防止の柵としては、適した素材といえるでしょう。

3-2.木製

木製の柵は、自然な温かみが感じられるため、子どもの遊ぶ庭とも調和しやすい素材です。

すのこなどの軽量かつ簡素なものから、重厚感のある素材まで木材のなかでもかなりの幅はありますが、共通する点としては防腐対策が必要であることです。

ある程度の重量があるものを選べば簡単に倒壊したり移動したりすることはないため、飛び出し防止の柵としても十分に機能します。

価格面でも比較的安価であるため、実際にお子様やペットのいるご家庭によく設置されています。

3-3.アルミニウム製

アルミフェンスは軽量でありながらも耐久性があり、比較的簡単に設置できます。
サビや腐食に強いため、メンテナンスの手がかからない点もアルミニウム製の柵・フェンス の大きな特徴です。

しかしながら、衝撃にやや弱い性質があり、安価なものを選ぶとへこみやすい傾向があります。

そのため、飛び出し用のフェンスとして導入することを検討する際には、強度を十分に確認してから検討する必要があります。

3-4.プラスチック製

プラスチック製の柵・フェンス は、木粉と樹脂を組み合わせて固めて作られます。
本物の木ととてもよく似た質感です。

プラスチックという特性上、害虫被害やヒビ割れといった問題が発生しにくく、長期間美しさを維持することができます。

ただし強度が低い製品が多いため、子どもの飛び出し防止には適していない場合があります。
また、強度の低いフェンスは、倒れて子どもやペットが下敷きになる危険性についても考えなくてはなりません。

強度は製品ごとに異なるため、気になる製品があれば強度を確認のうえ、検討しましょう。

4.飛び出し防止用柵を設置する方法

一戸建ての庭や敷地に柵を設置することは、安全性を高めるだけでなく、プライバシーを守る重要な役割を果たします。

ここでは、飛び出し防止用柵を効果的に設置する方法についてご紹介します。

自分で設置するか、プロに依頼するか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

4-1.専門の工事業者に依頼する場合

専門業者に飛び出し防止の柵を依頼する場合の流れを3つのステップでご紹介します。

4-1-1. 業者を選定する

ホームページなどを確認して、柵の設置業者を探しましょう。
一般的に柵の設置に対応しているのは、外構・エクステリアの専門業者です。

全国展開の大手業者から地域の業者までさまざまな業者がありますが、将来的なメンテナンスのことも考えると自宅から近い距離にある業者の中から3~4社程度ピックアップして問い合わせるとよいでしょう。

料金を単純比較するのではなく、対応の丁寧さ・スピード・提案内容などを総合的に判断した方が満足度が高まりやすいです。

4-1-2. 自宅の庭にあった柵を選定する

商品カタログやパンフレットにある見本のなかから、庭のサイズ・形状・周囲の環境・景観・使用目的などに応じて、適切な柵を選びます。

外構業者の担当者に相談をしながら、ご自宅の庭に適した柵を選びましょう。

業者によっては、庭の写真に柵の画像を重ねるなど、イメージをしやすいように提案してもらえることもあります。

4-1-3. 日程を設定して工事に立ち会う

飛び出し防止の柵の工事が確定したら、日程を設定して工事に立ち会います。

立ち会いの目的は、工事の進行管理・品質のチェック・問題の早期発見などです。
質問事項があれば、その場で直接工事の担当者に聞くこともできます。

最終確認をして、問題がなければ工事完了です。

4-2.柵を購入してDIYする場合

ホームセンターやECサイトなどでフェンスを購入すれば、DIYで設置することも可能です。
この章では、DIYの流れを解説します。

4-2-1. 設置したい場所の寸法を測る

DIYで最初にすべきことは、設置したい場所の寸法を測ることです。

スキマが生じていると飛び出し防止の機能としては不十分です。
反対に、フェンスのサイズが庭の設置箇所をオーバーしていると、設置ができません。

飛び出し防止として機能するように正確に採寸しましょう。
同時に、法律や条例など法律上の問題も確認しておきましょう。

4-2-2. 柵を購入する

ECサイトやホームセンターなどで柵を購入します。

購入する際には、以下の点をチェックする必要があります。

  • 素材
  • デザイン
  • 価格
  • 設置方法(必要な工具)
  • 耐久性

オンライン購入の場合は現物を確認できないため、可能であればサンプルを、難しいようであれば極力イメージ誤差がなくなるよう実例紹介が多いECサイトなどから購入しましょう。

4-2-3. 柵を設置する

柵を設置したい場所にマーキングし、基礎作りをしましょう。

設置方法は複数ありますが、飛び出し防止として安全性が高いのはブロック設置です。

最初に、柱を設置するための穴を掘り、砂利を敷いて固めます。

その上に、ブロックを水平に配置し、モルタルを注ぎ込みます。

土を詰めて基礎を完成させた後、柱を全て同じ高さに設置し、柱がしっかりと固まるまで待ちましょう。

最後に、フェンス板を取り付ければ完成です。

ただし、フェンスの設置後も、種類によっては腐食を防ぐためのオイルステイン塗布など定期的なメンテナンスが必要です。

5.飛び出し防止の柵を設置する場合の注意点

ここでは、専門業者に依頼するケースとDIYで設置するケースの注意点をご紹介するので、柵の取り付けを検討している方は事前にチェックしておきましょう。

5-1.専門業者に依頼する場合の注意点

専門業者に飛び出し防止の柵を依頼する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 工事費用もフェンスのサイズや幅によって異なる
  • 工事の途中や後から追加料金が発生することがあるため、追加料金発生の可能性を事前に確認しておく必要がある
  • 業者ごとにサービス内容や価格帯が異なるため、業者の選定を慎重におこなわなくてはならない

飛び出し防止の柵は、安全性の高さが不可欠であるため、信頼できる外構業者に依頼しましょう。

5-2.DIYの際の注意点

DIYで飛び出し防止の柵を設置する際には、以下の点に注意する必要があります。

  • DIYの場合の安全性は基本的に自己責任である
  • 取り付けに失敗した場合などの部材や工具の費用が無駄になる場合がある
  • 柵の設置工事は難易度が比較的高い

上記をふまえ、基本的に工事に自信がある方以外は、慎重に検討されることをおすすめします。

6.GATE FACTORYのおすすめ飛び出し防止柵

子どもの飛び出し防止対策として理想的な製品は、安全性とコストパフォーマンスの高さを両立した柵です。
この章では、工事業者に依頼しなくても比較的手軽にDIYで取り付けられるGATE FACTORYのおすすめの飛び出し防止柵をご紹介します。

6-1.お庭や敷地のちょっとしたスペースにぴったりの簡易門扉

簡易門扉で出入口
簡易門扉の開き方

GATE FACTORYの 簡易門扉 は、手軽に後付けできる門扉です。
玄関前に設置することで、庭と道路との間をしっかりと区分けできます。

地面にしっかりと固定できることに加え、錠でロックをかけることもできるため、事故の多い小学生低学年までの子どもの飛び出し対策としておすすめのグッズです。

設置工事には工具が必要ですが、GATE FACTORYでは工具の無料レンタルにも対応しています。
価格は、49,830円です。

6-2.アルミ製で丈夫なコーナーガード

角地の侵入対策にコーナーガード
横幅広なフレームデザインのコーナーガードワイド

角地の庭からの飛び出し防止や、門扉の左右にスペースが空いてしまっている場合に、コーナーガード を設置することでスペースを埋めることができます。

シンプルかつ簡易な形状ではありますが、地面にしっかりと固定することで、子どもの飛び出し対策としての効果が期待できます。

コーナーガードの価格は、以下のとおりです。

コーナーガード:18,700円~
コーナーガードワイド:22,660円~

設置工事に必要な工具は無料でレンタル可能です。

6-3.DIY感覚で付けられるコーナーポール+カーポール

カーポールとの連結設置でさらに広がる使い勝手

駐車場からの飛び出し対策におすすめの製品が コーナーポールカーポール です。

コーナーポール単独で使用する場合は飛び出し対策としてはやや心許ないものの、カーポールと連携させてチェーンで連結することで、飛び出し防止グッズになります。

ただし、あくまでもチェーンでの対策であるため、飛び出しを防ぐにはコーナーガードやフェンスなどで対策をされることをおすすめします。

7.まとめ

子どもの飛び出し防止には、適切な柵やフェンスの設置が非常に有効です。

設置場所の条件や予算も重要ですが、まずはお子さまの安全を確保するための対策として、効果的な製品を選んでください。

GATE FACTORYの柵やフェンスは、簡易的に後付での設置が可能です。
簡易的にとはいえ、一般的な衝突に耐えられる設計となっており、お子様の安全を重視するご家庭から広く選ばれています。

ぜひ、詳細を知りたい方は、当社の Webサイト をご覧ください。

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